傷跡といっても種類があり、通常の傷跡、肥厚性瘢痕、ケロイドなどに分類できます。
また傷ができてから時間が経っていないもの、長期間経過しているものなどにも分かれます。
傷跡の大きさや、体のどの場所にあるかによっても治療法は異なります。
気になる場合は、皮膚科形成外科の専門医を受診することをお勧めします。
基本的に、傷跡は程度の差はありますが、跡形もなく消えることはありません。しかし時間とともに目立たなくなってきます。傷跡の経過をよく観察して半年以上経っても傷跡が目立つ場合は傷跡修正手術を検討します。
薬物療法
傷の程度によってヒルドイドソフト軟膏、ステロイドテープ、ステロイド注射、リザベン内服などを選択します。
圧迫療法
テープや、スポンジ、シリコンシートなどで圧迫を加える治療です。数ヶ月継続します
手術
手術による傷跡修正治療は、瘢痕を切除した後に形成外科的に縫合するというのが基本的な施術内容です。抜糸後後療法としてテーピングを3−6ヶ月していただきます。
ケロイドの場合は手術できないこともあります。
レーザー治療(自費、梅田院のみ)
傷跡に応じて使用するレーザーの種類は変わります。フラクショナルレーザーと、レーザーアブレージョンがあります。傷跡を平らにして目立たなくしますが、数回繰り返す必要があります。
消えたりしませんが、形成外科的な縫合をするとかなり目立たなくなります。
可能ですが、場所や大きさによっては分割して手術を行います。